造本の旅人 annex

このページは、RANGAIに不定期連載中の「造本の旅人」の楽屋裏、制作ノート的なものです。
「造本の旅人」は、好きな作品を、自由な発想で好きなように「本」にする試みです。
「本」とは、紙の束を綴じたものとは限らない。また、「ぽっぺん堂」は普段、豆本と呼ばれるサイズの本を手がけていますが、ここでは本のサイズも大小さまざまになっていくと思います。
ここは雑記帳のように、制作の途中に思ったつれづれを綴っていくスペースです。

「富士山」草野心平


「草野心平」でググってみると「蛙の詩人」という異名がじゃんじゃんあがってくる。
 まー確かに、


 こんな詩や、


 こんな詩や、


 こんな詩もあったりするし、しようがない。ぎゃわろっ。
 今回取り上げる詩も、「ごびらっふの独白」にしようかな、「駱駝」もいいな、などと、かなり迷った。
「ごびらっふの独白」は蛙語で書かれた、蛙による幸福についての思索をえがいた詩で、日本語訳も付随する。以下に原詩本文のみ挙げてみる。r音の調べに巻き込まれて口の中に泡がたまっていくようだ。るるるる。


ごびらっふの独白

るてえる びる もれとりり がいく。
ぐう であとびん むはありんく るてえる。
けえる さみんだ げらげれんで。
くろおむ てやらあ ろん るるむ かみ う りりうむ。
なみかんた りんり。
なみかんたい りんり もろうふ ける げんけ しらすてえる。
けるぱ うりりる うりりる びる るてえる。
きり ろうふ ぷりりん びる けんせりあ。
じゆろうで いろあ ぼらあむ でる あんぶりりよ。
ぷう せりを てる。
りりん てる。
ぼろびいろ てる。
ぐう しありる う ぐらびら とれも でる ぐりせりや ろとうる ける ありたぶりあ。
ぷう かんせりて る りりかんだ う きんきたんげ。
ぐうら しありるだ けんた るてえる とれかんだ。
いい げるせいた。
でるけ ぷりむ かににん りんり。
おりぢぐらん う ぐうて たんたけえる。
びる さりを とうかんてりを。
いい びりやん げるせえた。
ばらあら ばらあ。